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早稲田アカデミー---2Q経常利益は3,38億円、売上利益ともに当初予想を上回る

発行済 2020-11-04 09:40
更新済 2020-11-04 10:01
© Reuters.  早稲田アカデミー---2Q経常利益は3,38億円、売上利益ともに当初予想を上回る

早稲田アカデミー (T:4718)は10月30日、2021年3月期第2四半期(20年4月-9月)連結決算を発表した。

売上高が前年同期比3.0%減の119.43億円、営業利益が同57.3%減の3.32億円、経常利益が同56.3%減の3.38億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同77.5%減の0.96億円と減収減益になったものの、7月31日に発表した当初予想比では売上高で3.1%、経常利益で2.93倍上回った。

2021年3月期第2四半期累計期間における期中平均塾生数(4-9月の6ヶ月平均)は、小学部20,115人(前年同期比0.0%増)、中学部14,463人(同4.6%減)、高校部2,615人(同19.5%減)、合計で37,193人(同3.5%減)となった。

新型コロナウイルス感染症の影響により新年度生の集客活動が予定どおり進まず、期首においては塾生数が前年を下回る厳しい状況でのスタートとなったが、zoomを活用した双方向web授業の迅速な導入など、継続的かつ高品質な学習指導の提供に全力で取り組んだ結果、塾生数は当初の予想を超えるペースで順調に回復しており、第2四半期の期中平均(7-9月の3ヶ月平均)では、小学部が前年同期比1.7%の増加に転じ、全学部合計でも前年同期比1.6%減と、前年同期からの減少幅は第1四半期と比べ3.7ポイント改善している。

2021年3月期第2四半期累計期間の売上高については、基本コース・特別コース・講習会においては前年同期を超える水準まで回復したが、コロナ禍により各種模擬試験を例年どおり実施できなかったこと、売上高への寄与が大きい夏期合宿の開催を取り止めたことが影響し、前年同期を下回る結果となった。

費用については、オンライン教育サービスの提供に伴う外注費・通信費・支払手数料等の発生、サービス品質向上を図るための要員増に伴う労務費の上昇等により前年同期を上回ったが、その他費用については概ね計画どおり統制することができた。

2021年3月期通期については、売上高が前期比0.8%減の244.23億円、営業利益が同60.1%減の4.66億円、経常利益が同60.2%減の4.62億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同85.4%減の1.13億円とする7月31日に公表した業績予想を据え置いている。

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