[アムステルダム 11日 ロイター] - オランダの銀行大手ABNアムロ (AS:ABNd)が11日に発表した第3・四半期決算は、純利益が3億0100万ユーロ(約3億5600万ドル)と、前年同期比46%減少したが、アナリスト予想は上回った。新型コロナウイルス流行に伴う不良債権が、事前の見込みほどには膨らまなかったことが背景にある。
同行がまとめたアナリスト予想は平均で、第3・四半期の純利益が1億1100万ユーロ。前年同期は5億5800万ユーロだった。
融資の減損額は2億7000万ユーロで、前年同期の1億1200万ユーロから拡大した。ただ、5億ユーロ程度とみていたアナリストの予想は大幅に下回った。
スワーク最高経営責任者(CEO)は「減損額はこれまでの四半期よりは小幅だったが、われわれは慎重な姿勢を維持する」と述べた。通年の評価減の予想は30億ユーロから25億ユーロ程度に引き下げた。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20201111T095030+0000