[マドリード 16日 ロイター] - スペインの銀行大手BBVA (MC:BBVA)と同業サバデル (MC:SABE)は16日、合併に向け協議していると明らかにした。スペインでは銀行業界の再編が進んでいるが、実現すれば資産規模で2番目に大きい国内銀行が誕生する。
スペイン大手銀行カイシャバンク (MC:CABK)も今年9月にバンキアを43億ユーロで買収することで合意している。[nL4N2GF21E]
BBVAとサバデルが合併すれば、国内の資産規模は6000億ユーロ(7105億2000万ドル)近くに拡大し、両行合わせた時価総額は、16日終値に基づくと267億ユーロとなる。
海外事業資産も合わせると、売却が予定されているBBVAの米事業を除いたベースで両行の総資産は約8600億ユーロとなる。ただ、サンタンデール (MC:SAN)の1兆5000億ユーロは下回る。
欧州の銀行は歴史的な低金利で収益が悪化し、新型コロナウイルス感染拡大による景気低迷で一段のコスト削減を迫られている。
BBVAとサバデルは、まだ協議中の段階であり、この案件がまとまるかどうかは未定だとしている。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20201116T234923+0000