本日のマザーズ市場では、日経平均と同様にマザーズ指数もやや方向感を欠く展開だった。
週末を前に利益確定の売りが出て、前場中ごろを過ぎると値を崩す場面もあった。
一方で直近値を下げていた銘柄には買い戻しが入り、小型の材料株やIPO(新規株式公開)銘柄などの物色も活発で、後場のマザーズ指数は堅調に推移した。
売買代金はおよそ7カ月ぶりの低水準となった前日に比べやや持ち直した。
なお、マザーズ指数は続伸、売買代金は概算で1724.39億円。
騰落数は、値上がり189銘柄、値下がり122銘柄、変わらず15銘柄となった。
個別では、時価総額トップのメルカリ (T:4385)が6%の上昇。
その他時価総額上位ではJMDC (T:4483)、売買代金上位ではJストリーム (T:4308)などが上昇した。
直近動意づいているアライドアーキ (T:6081)は一段高となって上昇率トップ。
材料のあったところでは、新事業開始を発表したメディカルN (T:3645)が急伸し、事業買収を発表したリアルワールド (T:3691)はストップ高水準で取引を終えた。
一方、時価総額上位のフリー (T:4478)やラクス (T:3923)、売買代金上位のAIinside (T:4488)やBASE (T:4477)は軟調。
直近上場のアララ (T:4015)は下げが目立ち、ティアンドエス (T:4055)が下落率トップとなった。
なお、本日マザーズに新規上場したクリーマ (T:4017)は公開価格を約36%上回る初値を付け、その後も買いを集めた。