40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

ネットイヤ Research Memo(6):CXをベースに企業のDX化をサポートし、持続的な成長を目指す(1)

発行済 2020-12-08 15:06
更新済 2020-12-08 15:21
© Reuters.  ネットイヤ Research Memo(6):CXをベースに企業のDX化をサポートし、持続的な成長を目指す(1)

■今後の見通し2. 成長戦略ネットイヤーグループ (T:3622)は今後の成長戦略として、CX(顧客体験)をベースに企業のDX化をサポートし、不足するリソースについてはNTTデータをはじめとしたパートナー企業との協業により大型プロジェクトを受注することで、持続的な成長を目指す。

成長基盤としては、高品質なサービスを維持するためのプロジェクトマネジメント力と優秀な人材の採用を強化し、CXデザインやCXを実現するための仕組みの構築、CXを改善するマーケティング運用などを実践していく。

パートナー企業としてはシステム開発領域でNTTデータと協業していくほか、AI領域では2020年9月にディープラーニングを活用したシステムで多くの導入実績を持つ(株)ABEJAと協業して、DX化を推進していくことを発表している。

(1)NTTデータとの協業について同社が推進するDXは、既存商品やサービスの高度化並びに提供価値の向上、顧客接点の創造、ビジネスモデルの抜本的改革といった「攻めのDX」領域となる。

こうしたDXを実現していくためには、最初にサービスのグランドデザインを描き、必要となる基幹システムの開発を行ったうえで、各種施策を実行していくことになる。

大型プロジェクトについてはNTTデータが受注し、システム開発をNTTデータが担当、CXのデザインや各種施策については同社も担当するものと見られる。

小売分野に関しては、東急ハンズとNTTデータが2020年6月に共同で実施したアバターを介した非対面接客による「デジタルストア」の実証実験にも参加(UXシナリオ設計、コンテンツ企画、VMDデザインを実施)している。

ニューノーマルな時代に対応するためのDX化への投資は、今後活発化していくものと見られるだけに、同社にとっても収益拡大の好機となる。

なお、NTTデータの売上高構成比は2020年3月期で8.8%となっており、今後、DX化プロジェクトが増えてくればさらに上昇するものと予想される。

NTTデータとの協業に関しては、このほかにも以下の取り組みを推進する方針である。

a) デジタルマーケティング事業の拡大NTTデータの顧客に対して、同社のデジタルマーケティングサービスを提案し、逆に同社の顧客に対して、NTTデータのシステムソリューションを提案するなど相互の顧客紹介により、デジタルマーケティング事業の売上げ拡大を目指す。

b) AI・ビッグデータを使った新規事業・新ソリューションの開発NTTデータが持つAI・ビッグデータに関する基礎技術力に、同社のCXのノウハウを融合させ、マーケティング業界及び小売業界に向けたソリューションを開発していく。

c) デジタル人材が集まる働きがいのある職場づくり同社の柔軟性・構想力と、NTTデータの信頼性・技術力を融合させたユニークで働きやすい職場づくりに取り組んでいくほか、両社の人材交流によるノウハウの共有を図っていく。

また、NTTデータの人材育成プログラムを活用することも考えている。

(2)ABEJAとの協業についてABEJAとの取り組みでは、企業の業務を整理したうえで、自動化が可能なものを分類し、CX(顧客体験)・UX(ユーザー体験)・EX(従業員体験)の視点から最適なAI配置・活用計画を立案し、DX化を支援していく。

一例を挙げると、マーケティング部門の運用体制で人的リソースが不足している場合は、AIを活用することで業務負担を軽減していくことが可能となる。

同社ではSalesforceのMAツール「Pardot」の導入支援も行っているが、料金も高額となるため、コストを抑えたい企業にはABEJAの開発力を活用してDX化を推進する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます