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エノモト Research Memo(2):コロナ禍でも業績は比較的順調に推移

発行済 2020-12-08 15:12
更新済 2020-12-08 15:21
© Reuters.  エノモト Research Memo(2):コロナ禍でも業績は比較的順調に推移

■会社概要1. 会社概要エノモト (T:6928)は、リードフレーム※1やコネクタ用部品※2といった精密部品を製造する大手電子部品メーカーである。

販売先は半導体パッケージやコネクタなどの電子部品メーカーなどで、同社の製品は家電や自動車、スマートフォンなど様々な機器の内部で使用されている。

顧客のコスト削減や耐久性向上などの要求に応じ、高機能なカスタマイズ品の開発にも積極的に取り組んでいるほか、各種精密金型や自動機械装置などの開発、設計、製作も行っており、特に微細加工の精密プレス金型に強みがある。

同社は、日本、中国、フィリピンの三極体制で事業を展開しており、どの生産拠点においてもほぼ同様の製品を同様の高い品質で一貫生産することができ、こうした「最適地一貫生産」も大きな特徴である。

現在、世界的に新型コロナウイルスが猛威を振るっており、先行きの不透明感や業績への影響が依然懸念されている。

しかし、同社の微細加工技術へのニーズは引き続き強く、最適地一貫生産がリスク分散効果を発揮、業績は比較的順調に推移しているといえる。

※1 リードフレーム:半導体パッケージに使われ、半導体チップを支持固定して外部配線と接続する部品。

※2 コネクタ用部品:電子回路や光通信などにおいて機器や部品を接続する部品。

津軽工場増強を弾みに次の飛躍へ2. 沿革同社は1967年に神奈川県相模湖町で、精密金型の製作と金型による電子部品のプレス加工を目的に、株式会社榎本製作所という社名で設立された。

1969年に山梨県に上野原工場を設立、1973年に本社を上野原に移転、その後はコネクタ用部品やLED用リードフレームなどへと製造の幅を広げ、国内で営業・生産拠点を拡充していった。

1990年に社名を現在の株式会社エノモトに改めるとともに、日本証券業協会に店頭登録(現東京証券取引所JASDAQ市場)、1995年にフィリピン、2000年には中国に進出し、三極体制の事業基盤を構築した。

2017年に東京証券取引所市場第2部に、2018年に東京証券取引所第1部に上場し、2021年には津軽工場の増強を予定している。

現在、既存技術の進化や応用を進めるとともに先端的な新規事業も推進するなど、将来の飛躍へ向けて備えているところである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

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