ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

メジャーSQ通過でも個人の「幕間つなぎ」売買は活発

発行済 2020-12-11 12:27
更新済 2020-12-11 12:41
© Reuters.  メジャーSQ通過でも個人の「幕間つなぎ」売買は活発

[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26612.74;-143.50TOPIX;1775.01;-1.20[後場の投資戦略] 本日の東京市場ではSQ算出に絡んだ売買が一巡すると、日経平均が一時200円を超える下落となった。

メジャーSQ通過に伴い良好な需給状況は終わりとの見方もあったことから、短期的に売りが出るのもやむを得ないだろう。

米経済対策を巡る不透明感、為替相場の円高進行なども相場の重しとなっている。

 とはいえ、日経平均は大きく下押しすることもなく、引き続き26600円台に位置する5日移動平均線レベルでの推移だ。

東京証券取引所が10日に発表した12月第1週(11月30日~12月4日)の投資部門別売買状況を見ると、外国人投資家はそれぞれ現物株を1972億円買い越し(前週は4244億円買い越し)、東証株価指数(TOPIX)先物を400億円売り越し(同売り買い均衡)、日経平均先物を1500億円売り越し(同700億円売り越し)していた。

年末前の休暇ムードが強まるなかで、「現物株の買い入れやTOPIX先物の買い戻しは一巡、日経平均先物は短期筋が利益確定売り」という従来当欄で推定していたとおりの動きだ。

相場上昇を主導する海外勢の積極的な取引参加は期待しづらいだろう。

 一方、個人投資家は現物株を1046億円買い越した(同4973億円売り越し)。

これも「上値追いとなった値がさグロース株中心に個人投資家が売買を活発化させた」との当欄での見方と整合的だ。

また、一部メディアが算出・報じている4日申し込み時点の信用評価損益率は-12.37%と、前週(-12.35%)から小幅な悪化にとどまった。

個人投資家のセンチメントはなお良好で、その積極的な売買が相場全体を支えているのだろう。

前日までのソフトバンクG、それに本日のトヨタ自などの盛り上がりからもそれが窺える。

 スケジュール的にも、来週15~16日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、17~18日に日銀金融政策決定会合と日米の金融イベントが控えており、やはり相場全体に大きな方向感が出てくることは期待しづらいだろう。

日経平均は節目の27000円を前に一進一退となるだろうが、15日から始まる「IPO(新規株式公開)ラッシュ」を前に、個人投資家による幕間つなぎ的な物色が支えとなりそうだ。

(小林大純)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます