本日のマザーズ市場では、朝方こそ買いが先行したものの、その後売りに押される展開となった。
国内外で新型コロナウイルス感染拡大に伴う規制措置や自粛要請が相次ぎ、日経平均の下落につれてマザーズ市場でも売りが出た。
また、本日から12月のIPO(新規株式公開)ラッシュがスタートし、新規上場銘柄が賑わいを見せる一方で、既存のマザーズ上場銘柄には物色が向きにくかったようだ。
なお、マザーズ指数は3日ぶり反落、売買代金は概算で1701.95億円。
騰落数は、値上がり87銘柄、値下がり227銘柄、変わらず15銘柄となった。
個別では、フリー (T:4478)やAIinside (T:4488)といった時価総額上位が全般軟調で、メルカリ (T:4385)は小幅に下げた。
上期業績予想の修正を受けて材料出尽くし感が広がったホープ (T:6195)は大きく売られ、前日ストップ高のrakumo (T:4060)は一転急反落。
また、バリューゴルフ (T:3931)などが下落率上位に顔を出した。
一方、売買代金トップのカラダノート (T:4014)、決算が好感されたセルソース (T:4880)、一部証券会社の投資判断引き上げが観測されたニューラル (T:4056)は上昇。
Pアンチエイジ (T:4934)は上場後初の決算発表が良好な内容だったことから、買い気配のままストップ高比例配分となった。
なお、本日マザーズに新規上場したスタメン (T:4019)は公開価格の約2.3倍となる初値を付けた。