[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;26835.59;+147.75TOPIX;1792.92;+10.87[寄り付き概況] 16日の日経平均は147.75円高の26835.59円と反発して取引を開始した。
前日15の米国株式相場は上昇。
ダウ平均は337.76ドル高の30199.31ドル、ナスダックは155.02ポイント高の12595.06ポイントで取引を終了した。
製薬会社ファイザーに続き、バイオ、モデルナ開発の新型コロナウイルスワクチンの安全性や有効性が食品医薬品局(FDA)により確認され緊急使用が今週中に許可されるとの期待に寄り付きから上昇。
その後、与野党の指導者が予算に加え追加経済対策を巡り協議することが明らかになり合意成立への期待感に上げ幅を拡大した。
米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。
日本でもワクチン普及による経済活動正常化への期待が強く、株価支援要因となった。
一方、足元の感染拡大に歯止めがかからず、景気への悪影響が懸念されたことに加え、外為市場で1ドル=103円60銭前後と昨日15時頃に比べ40-50銭ほど円高・ドル安に振れたことなどが株価の重しとなったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。
今日はローランド (T:7944)が東証1部に、バルミューダ (T:6612)とFast Fitness Japan (T:7092)がマザーズに上場した。
なお、取引開始前に発表された11月の貿易収支は3668億円の黒字だった。
QUICKがまとめた民間予測の中央値は5298億円の黒字だった。
セクター別では、海運業、その他金融業、証券商品先物、不動産業、電気・ガス業などが値上がり率上位、ゴム製品が値下がりしている。
東証1部の売買代金上位では、トヨタ (T:7203)、キーエンス (T:6861)、ファナック (T:6954)、積水ハウス (T:1928)、日本電産、パナソニック (T:6752)、日立 (T:6501)、NTT (T:9432)、第一三共 (T:4568)、ENEOS (T:5020)、HOYA (T:7741)、オリックス (T:8591)、リクルートHD (T:6098)などが上昇。
他方、任天堂 (T:7974)、SUMCO (T:3436)、神戸物産 (T:3038)、ブリヂストン (T:5108)、川崎重 (T:7012)、武田薬 (T:4502)などが下落している。