本日のマザーズ市場では、ウェルスナビ (T:7342)やヤプリ (T:4168)といった注目度の高い企業が新規上場し、引き続きこれらIPO(新規株式公開)銘柄を中心に賑わった。
ただ、新規上場銘柄は現時点でマザーズ指数に組み入れられておらず、押し上げ効果はなし。
既存の上場銘柄には投資資金確保のための売りに加え、年末を前にした損出しの売りや利益確定の売り、さらに日経平均の下落に伴うリスク回避目的の売りも出て、マザーズ指数は下げ幅を大きく広げる展開となった。
なお、マザーズ指数は大幅続落、終値では4%の下落となった。
売買代金は概算で2878.45億円と、11月13日以来の高水準。
騰落数は、値上がり18銘柄、値下がり316銘柄、変わらず4銘柄となった。
個別では、時価総額上位のラクス (T:3923)などが軟調で、メルカリ (T:4385)やフリー (T:4478)も小安く引けた。
売買代金上位では、16日の上場から連日ストップ高を付けていたバルミューダ (T:6612)が急反落。
BASE (T:4477)やマクアケ (T:4479)の下げも目立った。
また、15日上場のスタメン (T:4019)などが下落率上位に顔を出した。
一方、18日上場のココペリ (T:4167)などは逆行高で、SOSEI (T:4565)は英製薬大手との契約締結を評価した買いが続いた。
また、フルッタ (T:2586)はストップ高水準で取引を終えた。
なお、上場2日目のいつも (T:7694)が公開価格の約2.3倍となる初値を付けた。
また、本日マザーズに新規上場したウェルスナビは公開価格を50%、ヤプリは66%上回る初値を付け、KaizenPF (T:4170)は公開価格を若干上回っての初値形成だった。