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オーケストラ Research Memo(2):企業のDX推進を支援

発行済 2020-12-23 15:12
更新済 2020-12-23 15:21
© Reuters. オーケストラ Research Memo(2):企業のDX推進を支援

■会社概要Orchestra Holdings (T:9974)は企業ビジョンに「創造の連鎖」を掲げている企業のDX推進を支援するサービスを展開しており、デジタルマーケティング領域におけるマーケティング戦略の立案からMAやCRM等をワンストップで提供するクラウドインテグレーションを、成長ドライバーとしている同社は2009年6月に設立し、2016年9月に東京証券取引所(以下、東証)マザーズに新規上場した2017年7月に持株会社体制に移行し商号を(株)デジタルアイデンティティから(株)Orchestra Holdingsに変更、2018年12月に東証1部に市場変更した2020年12月期第3四半期末時点の資本金は189百万円、自己資本比率は40.3%、発行済株式数は9,157,200株(自己株式97株含む)となっているなお、グループは同社及び連結子会社11社で構成されている1. 事業概要セグメント区分は、デジタルトランスフォーメーション(DX)事業、デジタルマーケティング事業、その他(プラットフォーム事業、新規事業等)となっており、デジタルトランスフォーメーション(DX)事業のクラウドインテグレーションを成長ドライバーとしている(1)デジタルトランスフォーメーション(DX)事業デジタルトランスフォーメーション(DX)事業は、大手企業等を対象として、クラウドインテグレーション、Webシステム開発、スマートフォンアプリ開発、IT人材サービス等を展開している米国Salesforce.com (T:9434)のMA・CRM製品の導入支援・保守・運用等をワンストップで提供するクラウドインテグレーションを主力としている2018年2月にSalesforce.comのコンサルティングパートナーに認定された後、ワンストップサービス提供が可能な体制と導入支援実績が高く評価されて、2019年9月にはSilver Partner、2020年3月にはGold Partnerに認定されているまた2020年8月には子会社(株)Sharing Innovationsが、Salesforce.comの子会社でBI(Business Intelligence)分析プラットフォームのリーディングカンパニーである米国Tableau Software (T:7352)とパートナー契約を締結している(2)デジタルマーケティング事業デジタルマーケティング事業は、インターネット広告に関するサービスとして、強みを持つ運用型広告サービスを主力に、SEO(Search Engine Optimization)コンサルティングサービス、クリエイティブサービスなど、企業のデジタルマーケティング施策に関するトータルソリューションを提供している2020年11月には、専門的な運用知識、運用実績、高品質な広告運用が評価され、子会社(株)デジタルアイデンティティが「Yahoo!マーケティングソリューションパートナー」において広告運用パートナーの特別認定パートナーに4期連続で認定された(3)その他プラットフォーム事業は、2014年にサービスを開始した「チャットで話せる占いアプリ ウラーラ」(以下、「ウラーラ」)を主力として、占いを主要カテゴリーとするスマートフォン向けネイティブアプリの企画・開発・運営を展開しているこのアプリは、時間課金制ではなく、1文字3円からの文字課金制としている2020年6月には「ウラーラ」のチャット鑑定数が累計100万件を突破しており、月間チャット鑑定数は1.5万件以上、鑑定士(占い師)登録数は850名以上の規模に拡大している新規事業等は、成長性・収益性の高い新事業領域への展開に向けて、タレントマネジメントシステム(人材管理システム)「ESI」の開発・販売、M&Aマッチングプラットフォーム「Concerto」の開発・運営などに取り組んでいるタレントマネジメントシステム「ESI」は(株)セブン&アイ・フードシステムズ、ベルク (T:7357)、ソフトバンク (T:4166)、横河ソリューションサービス(株)のほか、大手鉄鋼系システム会社、大手信託銀行、大手総合印刷会社、大手電機メーカー、大手銀行系システム会社などに導入実績を持ち、大手企業を中心に導入企業数が順調に増加しているまた企業ビジョンである「創造の連鎖」を実現すべく、投資事業を通じてベンチャービジネスをサポートしている出資先のIPO例としては、2020年7月にBranding Engineerが東証マザーズ、2020年11月にジオコード

が東証JASDAQ、2020年12月にかっこが東証マザーズに新規上場した2. セグメント別売上高・営業利益の推移セグメント別の売上高構成比及び営業利益構成比については、デジタルマーケティング事業が売上高構成比で67.0%、営業利益構成比で70.8%と過半を占めている一方で、クラウドインテグレーションがけん引、デジタルトランスフォーメーション(DX)事業が急成長していることにも注目したい3. 特徴・強み同社の特徴・強みとしては、M&Aを積極活用してIT・DXやデジタルマーケティングといった成長分野にビジネス展開していること、成長ドライバーと位置付けるDX支援のクラウドインテグレーションを中心に、デジタルトランスフォーメーション(DX)事業とデジタルマーケティング事業のシナジーを創出していることであるM&Aの一例を挙げると、2020年5月に、Sharing Innovationsがオフショア開発体制強化に向けてMulodo Vietnam(ベトナム)を子会社化したまた、2020年10月にはAWS(アマゾンウェブサービス)認定アドバンスドコンサルティングパートナーである(株)スカイアーチネットワークスと合弁で、クラウド型コンタクトセンターを提供する子会社(株)クラウドアーチを設立した今後も、M&Aを積極活用して、クラウドインテグレーションを中心に、開発体制の強化、新たな柱となる事業の育成、事業間のシナジー創出を推進する方針だ(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

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