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エレマテック Research Memo(6):液晶やドライブレコーダー向けは好調を維持、全体は小幅減収に止まる

発行済 2020-12-23 15:16
更新済 2020-12-23 15:41
© Reuters.  エレマテック Research Memo(6):液晶やドライブレコーダー向けは好調を維持、全体は小幅減収に止まる

© Reuters. エレマテック Research Memo(6):液晶やドライブレコーダー向けは好調を維持、全体は小幅減収に止まる

■エレマテック (T:2715)の業績の動向2. マーケット別売上高の動向2021年3月期第2四半期のDigital Electronicsの売上高は39,812百万円(同2.1%減)となった。

製品・市場別内容を見ると、最も変動が大きかったのは黒物家電で、前年同期比2,833百万円の減収となったが、これは取引先の製品事情(主にTV)によるものだ。

次に影響が大きかったのはカメラ・カメラモジュールで984百万円の減収となったが、顧客のデジカメ生産の影響を受けた。

その一方で、電気・電子部品は1,761百万円の増収となったが、主に新規顧客を開拓したことによる。

また液晶、TP、BLは1,589百万円の増収となったが、前下半期に受注した車載用液晶の量産が今期に入り立ち上がったことによる。

その一方でAutomotiveは同25.2%減の10,174百万円となった。

特に第1四半期(4月~6月)にコロナの影響で自動車市場全体が停滞したことの影響を大きく受けた。

第2四半期に入ってほぼ前年同期並みにまで回復したが、第1四半期の落ち込みをカバーするには至らず、累計期間では大幅減収となった。

Broad Marketの売上高は、同4.1%増の35,178百万円となった。

このセグメントはDigital ElectronicsとAutomotive以外のすべてを含んでいるが、その中でアフターマーケット向けが同3,309百万円増と大きく伸長したが、中身としてはドライブレコーダー関連製品が中心となっている。

一方、OA機器は複合機向けが不振で同1,687百万円の減収となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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