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エレマテック Research Memo(7):2021年3月期は下半期回復するも通期では7.7%減益予想

発行済 2020-12-23 15:17
更新済 2020-12-23 15:41
© Reuters.  エレマテック Research Memo(7):2021年3月期は下半期回復するも通期では7.7%減益予想

■今後の見通し● 2021年3月期の業績見通し(1) 損益状況エレマテック (T:2715)の2021年3月期通期業績については、第2四半期の結果を踏まえて現時点では売上高174,000百万円(前期比0.9%減)、営業利益4,400百万円(同7.7%減)、経常利益4,200百万円(同6.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益2,900百万円(同11.1%減)と予想されている。

安全対策需要の高まりを受けてドライブレコーダーやコロナの影響による巣ごもり需要を受けたゲーム機器関連部材などの需要増が見込まれるが、自動車向けは下半期に入り需要は持ち直す見込みだが、第1四半期の落ち込みをカバーするには至らず通期では減収を予想している。

販管費は前期比で減少する見込み。

(2) マーケット別売上高予想2021年3月期のDigital Electronicsの売上高は75,372百万円(前期比5.4%減)と予想されている。

製品・市場別では、液晶、TP、BLは5,353百万円減の見込みだが、これは顧客の製品シフト(液晶から有機ELへ)の影響による。

モバイル端末向けも国内での売上高が2,043百万円減の予想。

TOY・ホビーは某大手顧客の新製品(ゲーム機)が立ち上がることから3,439百万円増を見込んでいる。

その一方でAutomotiveは、下半期だけでは前年同期を若干上回る予想だが上半期(特に第1四半期)の落ち込みをカバーするには至らず通期では同15.3%減の23,030百万円が予想されている。

Broad Marketの売上高は、同9.9%増の75,597百万円の見込み。

製品別では、ドライブレコーダーを中心にアフターマーケット向けが同6,044百万円増、主に中国での需要が堅調であることからモーター関連も1,012百万円増の見込み。

一方、OA機器は複合機向けが不振で2,426百万円減が予想されている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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