[22日 ロイター] - S&Pグローバル・レーティングは22日、ニュージーランド(NZ)の外貨建てと自国通貨建て格付けを1段階引き上げた。同国経済が他の大半の先進国に比べて、新型コロナウイルス危機から速いペースで回復していることを理由に挙げた。これを受けてNZドルは急伸した。
外貨建てと自国通貨建ての長期・短期格付けを、それぞれ「AA+/A─1+」、「AAA/A─1+」とした。見通しは「安定的」に維持した。
S&Pは、NZは他の大半の国よりも新型コロナ感染拡大の抑制に成功しているため、大半の先進国よりも速いペースで回復しているとの見方を示した。
「コロナのパンデミック(世界的大流行)による政府のバランスシートへの打撃の程度について、より明確に把握できている」とし、NZ政府の信用格付けは同国経済への負のショックよる悪影響に耐え得るとみているとした。
NZドルは0.7338米ドルと、2018年4月以来の高値を付けた。
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