[ブリュッセル 12日 ロイター] - 欧州連合(EU)は、中国から輸入される平板に圧延されたアルミニウム製品について、初期段階の調査で人為的に安い価格で販売されていることが分かったとして暫定的な反ダンピング(不当廉売)関税を設定した。
12日付の官報によると、欧州委員会は19.3─46.7%の税率を設定。13日から適用される。調査結果は10月にまとまる予定で、5年間にわたって関税が設定される可能性がある。
これまでの調査によると、中国の輸出業者はEU市場でのシェアを2017年の6.2%から調査期間(2019年半ば─20年半ば)の11.2%まで増やす一方、価格は9%下落。EUの業者はこの間に黒字から赤字に転落したという。