[アムステルダム 21日 ロイター] - オランダの半導体製造装置大手、ASMLが発表した第1・四半期決算は純利益が予想を上回った。同社は強い需要を受け通年の売上高予想を引き上げた。
通年の売上高は30%増と予想。1月時点では少なくとも10%増加と予想していた。
ピーター・ウェニンク最高経営責任者(CEO)は「全ての市場と製品群で需要が3カ月前に比べて大幅に拡大した」と述べた。
台湾積体電路製造(TSMC)などの顧客はASMLの製造装置に加え、関連ソフトウエアも購入し、生産能力の早期引き上げに取り組んでいるという。
第1・四半期の純利益は13億3000万ユーロ(16億ドル)、売上高は43億6000万ユーロ。リフィニティブのデータによると、アナリストの予想は、純利益が10億8000万ユーロ、売上高が40億2000万ユーロだった。
3月31日時点の純受注高は47億4000万ユーロで、昨年末の42億4000万ユーロから増加した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20210421T065918+0000