[ミラノ 21日 ロイター] - ユベントスのアンドレア・アニェッリ会長は21日、サッカーの欧州強豪12クラブが設立を発表していた「スーパーリーグ」について、創設メンバーに名を連ねていたイングランド・プレミアリーグの全6チームが撤退を表明したことを受けて、スーパーリーグをこれ以上進めることはできないと発言した。
同会長は、スーパーリーグはまだ実現する可能性があるのかとのロイターの質問に「率直に言ってノーだ。そうした可能性がないことは明らかだ」と述べた。
スーパーリーグには批判が殺到していた。
同会長は、欧州のサッカーには変化が必要であり、スーパーリーグの創設を試みたことは後悔していないと述べた。
同会長は「素晴らしいプロジェクトだと今も確信している」としながらも「今もこのプロジェクトが進んでいるとは思わないと認めざるを得ない」と述べた。
同会長は、イングランドのクラブが撤退を表明するまでは、他のクラブからもスーパーリーグへの参加に関する問い合わせがあったと発言。具体的なクラブ名は挙げなかった。
同会長は、英政府が介入したことで、イングランドのクラブが撤退したと感じているとも発言。ジョンソン英首相はスーパーリーグを阻止するため法律を制定する意向を示していた。
*内容を追加しました。