[27日 ロイター] - 中国最大規模の産銅会社、江西銅業(江西省南昌市)は27日、2021年第1四半期(1─3月)の純利益が前年同期比で5倍超となり、2014年以来の高水準だったと発表した。銅の価格上昇が背景。
同社の1─3月期の純利益は8億5940万元(1億3250万ドル)と、前年同期(1億6030万元)から436.3%増加した。リフィニティブのデータによると、四半期としては14年7─9月期(11億3000万元)以来の高水準だった。
1─3月期の売上高は1020億元と、前年同期比で81.5%増加。前年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で銅価格が下落し、需要も低迷していた。
銅消費最大国の中国での需要が回復し、20年4─12月にロンドン金属取引所(LME)の銅価格は上昇。今年1─3月期も13%前後上昇した。