［香港 ２１日 ロイター］ - 多額の債務を抱える中国の不動産開発大手、中国恒大集団は２８日に期限を迎える１４億７０００万ドルのオフショア債券について、週内に前倒しで償還する方針だ。同社に近い関係筋が明らかにした。
中国恒大集団を巡ってはここ数週間、期日通りに償還できるかについて投資家の懸念が強まり、同社とその子会社の一部債券が売られ、リフィニティブによると、２０２５年償還の２種類のオンショア債券の利回りは今月、１１．５％前後から２９．５％超まで上昇した。
中国恒大集団は事前償還するかどうかについてコメントを控えたものの、２８日に期限を迎える債券を償還するのに十分な資金があるとした。
リフィニティブのデータによると、中国恒大集団と子会社の債券の発行残高は２８日に期限を迎える債券を含め２８１億ドル相当。