プレミアムデータを入手しましょうサイバーマンデーで 最大55%引き InvestingPro特別セールを請求する

トヨタ、レクサス直営店で565台不正車検 人手不足で高負荷

発行済 2021-07-20 14:36
更新済 2021-07-20 19:18
© Reuters.  7月20日、トヨタ自動車は、100%子会社のトヨタモビリティ東京が直営する販売店「レクサス高輪」での車検で不正があったと発表した。写真は都内で2017年2月撮影(202

[東京 20日 ロイター] - トヨタ自動車 (T:7203)は20日、100%子会社のトヨタモビリティ東京が直営する販売店「レクサス高輪」(東京・港)での車検で不正があったと発表した。ヘッドライトの明るさやパーキングブレーキの利きなど一部の検査項目で基準を満たす値に書き換えられていたほか、排ガスの成分やスピードメーターの精度に関する検査を実施しなかった。

不正のあった対象台数は565台で、不正が確認された過去2年間に検査した全車両台数の約3分の1に相当する。対象車両の顧客には該当項目の再検査を無償で行う。現時点で不正車検による事故や不具合は確認されていない。対象車両は無償で該当項目を再検査する。

今回の不正は、国土交通省関東運輸局が6月17日に実施した通常監査で5項目の追加調査が行われたことによって発覚。不正に関与したのは検査員4人。車検不正は道路運送車両法違反となる。

© Reuters.  7月20日、トヨタ自動車は、100%子会社のトヨタモビリティ東京が直営する販売店「レクサス高輪」での車検で不正があったと発表した。写真は都内で2017年2月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

トヨタモビリティ東京の関島誠一社長は同日の会見で陳謝し、不正が起きた原因を2つ挙げた。1つは増加する仕事量に対してエンジニアを中心に人員が不足し、設備の増強が追いついておらず、慢性的に負荷が高い状況が続いていたこと。2つ目は車両の使い方や状態などにより検査の作業時間が変わるにもかかわらず、決められた時間内に車検を終わらせることが目的になっていたことだ、と説明した。

不正車検を巡っては、ことし3月下旬にも愛知県内の販売店で発覚。2018年12月以降から約2年間に受け付けた約5200台の車検において検査の一部未実施が判明し、トヨタは4月から直営以外の全販売店で自主点検を行っていた。

会見に同席したトヨタの佐藤康彦・国内販売事業本部本部長は「ネッツトヨタ愛知は45分という短時間で車検を仕上げなければならない。今回のレクサス高輪では2時間を頂いている」と説明。「この時間が目的になっていたことが共通点」と述べ、全国販売店でも同じようなことが起きていないかなど調査を進め、信頼回復を目指すとした。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます