[東京 2日 ロイター] - 武田薬品工業は2日、同社の子会社シャイアー社がアッヴィ社から受け取った違約金に関して、アイルランド税務不服審査委員会からアイルランド歳入庁の見解を支持する裁定を受けたと発表した。同社の主張は認められなかった。
同社では、同裁定について、アイルランド裁判所への控訴を含めて、あらゆる法的手段により異議を申し立てる、としている。
一方、同社は2021年度第1・四半期の連結財務諸表で税務費用を約630億円引き当て計上する予定。現時点で21年度業績予想に変更はないとしているものの、同裁定やその他の要因も含めて考慮し、適切な時期に見直す。