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日経平均は反発、好決算銘柄の物色が支え

発行済 2021-08-05 15:39
更新済 2021-08-05 15:45
© Reuters.  8月5日、東京株式市場で日経平均は反発した。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
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[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発した。新型コロナウイルスの感染拡大と景気回復鈍化への警戒感が残る一方、連日の好決算発表が株価の下支え要因になった。

4日の米国株式市場はまちまちだった。ダウ工業株30種とS&P総合500種が下落した。民間部門雇用者数の伸びが予想を大幅に下回ったことが嫌気された。一方、ハイテク比率の高いナスダック総合指数は小幅高で取引を終了した。

東京市場で日経平均はマイナスで始まったが、好決算銘柄を中心に物色されて切り返した。ただ、戻り売りも警戒されて上値は重く、買い一巡後は高値もみあいが続いた。

ホンダやソニーグループなど好決算を発表した企業が物色された。米市場でのフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)の上昇を受け、東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連株も総じてしっかりだった。

市場では「値下がりの方が多いが、主力どころや半導体関連が強く、雰囲気は明るい」(証券ジャパンの大谷正之投資情報部部長)との声が出ていた。

TOPIXは0.39%高で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆2065億6100万円だった。東証33業種では、海運業が大幅上昇。鉄鋼、精密機器、その他製品が続いた。下落率上位はパルプ・紙、建設業、空運業などだった。

日本郵船が続騰し、商船三井や日本製鉄もしっかり。テルモ、キッコーマンも買われた。前日に通期予想の据え置きが嫌気されたトヨタ自動車は小幅続落となった。

東証1部の騰落数は、値上がりが802銘柄、値下がりが1290銘柄、変わらずが98銘柄だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

© Reuters.  8月5日、東京株式市場で日経平均は反発した。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

日経平均 27728.12 +144.04 27526.67 27,526.67─27,741.55

TOPIX 1928.98 +7.55 1917.66 1,917.66─1,928.98

東証出来高(万株) 95527.00 東証売買代金(億円) 22065.61

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