[北京 5日 ロイター] - 短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を傘下に置く北京字節跳動科技(バイトダンス)は5日、教育部門で一部事業を閉鎖しレイオフを実施する計画を社員に通知した。新たな規制に対応する。関係者2人が明らかにした。
当局は先月、少子化の一因となっている教育費負担の軽減を狙い、営利目的の学習塾を禁止した。
関係者によると、バイトダンスは、教育部門で一部の教師、営業・広告要員をレイオフし、就学前や高校生相当までを対象にした教育事業を規制にあわせて閉鎖する。
現時点でバイトダンスからコメントは得られていない。
バイトダンスの教育部門「大力」は昨年10月に創設され、未就学児や、幼稚園児から高校生相当までを対象に英語などの個人授業を提供するアプリを提供している。同部門の従業員は1万人以上で、バイトダンスはこの1年、部門拡充を優先事項の一つとしていた。
レイオフの規模は現時点で不明。一部要員は他部署に異動させているという。