[香港 13日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)ビットコインの採掘(マイニング)世界シェア首位の座が中国から米国に入れ替わったことが、13日に英国のケンブリッジ・センター・フォー・オルタナティブ・ファイナンスが公表したデータで分かった。
中国国務院が5月終盤、ビットコインの取引とマイニング禁止に乗り出し、採掘業者が国外に移ったことが影響している。データによると、ハッシュレート(マイニングに利用されるコンピューターの計算能力)で見た中国の世界シェアは5月時点で44%だったが、7月までにゼロになった。2019年は75%もあった。
一方で米国は8月末のシェアが35.4%と世界最大で、これにカザフスタン、ロシアと続いている。採掘業者が拠点を北米、中央アジアに移していることが背景だ。