[18日 ロイター] - 米アップルは18日、自社開発の新型半導体を搭載するノートパソコン「MacBook Pro(マックブック・プロ)」の新モデル2機種を発表した。
価格は14インチが1999ドルから、16インチが2499ドルから。双方とも来週に出荷を開始する。
新機種には自社開発の半導体「M1Pro」と「M1Max」を搭載。インテルやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の半導体よりも省エネを実現しながら、自社開発の従来の「M1」よりも性能を高めた。
従来の「M1」でもインテル製の半導体より優位性が見られたが、クリエイティブ・ストラテジーズのアナリスト、ベン・バジャリン氏はプロ仕様の半導体について「この電力効率でこのようなパフォーマンスを実現したのは前例がない」とし、優位性が一段と明確になったと指摘。今後数年間で低価格モデルにも搭載されるだろうと述べた。
アップルの半導体担当チーフ、ジョニー・スルージ氏によると、「M1Max」は他社の高性能ノートパソコンに搭載されている半導体よりも消費電力を最大100ワット削減し、バッテリー駆動時間を改善したという。
このほか、ワイヤレスイヤホン「AirPods(エアポッド)」の新機種も発表。防水機能を備え、上位機種の「AirPods Pro(エアポッド・プロ)」が備えている機能の一部も搭載した。
価格は179ドルからで、来週に出荷を開始。当初は米国の他、26カ国・地域などでオンラインで注文を受け付ける。店頭での販売は26日から。
また、音声アシスタント機能「シリ」を通じて利用可能な月額5ドルの音楽ストリーミングサービス「アップル・ミュージック・ボイス・プラン」も発表した。月額10ドルの「アップル・ミュージック」も引き続き提供する。