[ワシントン 20日 ロイター] - バイデン米政権は20日、新型コロナウイルスワクチンの対象年齢が5─11歳に引き下げられ次第接種を開始できるよう、年末休暇シーズン前にワクチンや接種会場を準備する計画を明らかにした。
ホワイトハウスによると、5─11歳の子どもにはこれまで用いられた大規模接種会場は使わず、全米の100以上の小児科医院ネットワークにクリニックを設置したり、診療所や薬局、可能であれば学校を会場に使う予定。
米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンの対象年齢引き下げが米食品医薬品局(FDA)に許可され次第、迅速かつ公平な接種を行う計画だと説明した。
同ワクチンは12歳以上への接種が認められており、FDAは年齢引き下げに向けた両社の申請を検討している。諮問委員会は26日の会合で判断を検討する。
米疾病対策センター(CDC)の諮問委員会は11月2─3日に会合を開いて、同ワクチンに関する勧告を決める見通し。
5─11歳の接種が認められれば、米国内で約2800万人が接種対象に加わることになる。ファイザーとビオンテックは5歳未満への接種について研究を進めている。