[ニューデリー 25日 ロイター] - アジア開発銀行(ADB)は25日、インド政府による新型コロナウイルスワクチン購入向けに15億ドルの融資を承認したと発表した。
この融資で推定3億1700万人に6億6700万回分のワクチンが提供される。また、5億ドルの追加調達も計画されている。
インドは18歳以上の人口約70%に当たる約9億4500万人への接種完了を目指している。これまでに11億9000万回分が接種され、成人の82%が少なくとも1回の接種を受けた。接種を完了した成人は44%。
ADBによると、今回の融資は加盟国の迅速で公平なワクチン支援を行うために昨年12月に発足した90億ドル規模の「アジア太平洋ワクチンアクセスファシリティー」から拠出される。