[2日 ロイター] - 米アルファベット傘下のグーグルは2日、新型コロナウイルスの新変異株オミクロン株を巡る懸念やワクチン接種義務化への抵抗が見られる中、全世界で1月のオフィス復帰計画を無期限で先送りすると発表した。
グーグルは8月、早ければ1月10日から従業員が週に3日程度オフィスに出社することを見込んでいるとしていた。
今回の見直しについては、オフィス復帰が1月10日以降となり、地域の状況に応じるとした従来のガイダンスに沿ったものだと説明。ここ数週間では、米国の従業員の40%近くが出社しており、世界の他の地域ではもっと高い割合になっているという。
一方、CNBCは先週、米国政府との契約関連業務従事者にワクチン接種を義務付けたグーグルの措置に数百人の従業員が抗議していると報じた。
グーグルは新型コロナのパンデミック(世界的大流行)に際して在宅勤務を従業員に求めた最初の企業の1つ。同社は約60カ国に約85のオフィスを構えている。