[北京 3日 ロイター] - 中国の工業情報化省は3日、工業部門のグリーン開発に向けた5カ年計画を公表した。
二酸化炭素(CO2)と汚染物質の排出量を減らし、新興産業を育成する。
中国はCO2排出量を2030年までに減少に転じさせ、2060年までに実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を目指している。
同省は2021─25年にエネルギー強度を13.5%削減する目標などを改めて表明。
鉄鋼・セメント・アルミなどの産業の生産能力を厳格に管理する方針も示した。
鉄鋼・セメント・化学などの産業で水素エネルギー、バイオ燃料、ごみ固形燃料の利用を奨励するほか、クリーンエネルギー消費を増やす。
鉄鉱石、非鉄金属など鉱物資源の「合理的な」利用の促進やリサイクル資源の利用拡大を目指す。