[上海 17日 ロイター] - 資金繰り難の中国不動産開発会社、世茂集団は、4億5000万元(7090万ドル)の資産担保証券(ABS)について、支払い期日の延期で債権者の承認を得た。関係筋が17日、明らかにした。
ロイターは先週、世茂が17日に2種類のABSの債権者とオンライン会合を開催し、支払い延期案に関する投票を行う予定と伝えていた。
2種類のABSは今月償還期日を迎えるが、世茂はそれを2022年末に伸ばし、その間に分割で支払う方向で考えていた。
支払い延期の承認は、ブルーンバーグが最初に報道した。
会議の結果について、世茂は追って発表するとした上で、債権者の承認は短期的な流動性圧力の緩和につながると述べた。
また、通常の営業を行っており、将来の返済能力を楽観していると述べた。