
[18日 ロイター] - 米マイクロソフトは18日、ゲームソフト開発アクティビジョン・ブリザードを現金687億ドルで買収すると発表した。マイクロソフトによる買収としては過去最大規模で、世界第3位の売上高を誇るゲーム会社となる見通し。
マイクロソフトはアクティビジョンの「コールオブデューティー」や「オーバーウォッチ」、「キャンディークラッシュ」といった人気タイトルを取得することで、自社ゲーム機「Xbox One」向けサービスを拡充し、競合のソニー「プレーステーション」などに攻勢をかける。
1株当たりの買収価格は95ドルと、アクティビジョンの前営業日終値に45%のプレミアムを上乗せ。
18日の取引で、アクティビジョンの株価は26%高の82.10ドルで引けた。規制当局が買収に歯止めをかける可能性があるため、株価は買収価格を大幅に下回っている。
法律事務所ドイル・バーロー・アンド・マザードのアンドレ・バーロー氏は、マイクロソフトはこれまでグーグルやフェイスブックなどと異なり監視の目をくぐりに抜けてきたが、今回の買収によって売上高で世界第3位のゲーム会社となることにより、当局の監視対象になるだろうと述べた。
一方、関係者によると、マイクロソフトは買収が失敗した場合、30億ドルの違約金を支払う見通しで、これはマイクロソフトが独禁当局からの承認獲得に自信があることを示唆しているという。
マイクロソフトの株価は1.9%安だった。
マイクロソフトのサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は声明で、ゲーム事業を最もダイナミックな娯楽カテゴリーとし、「メタバースプラットフォームの開発において重要な役割を果たす」という認識を示した。マイクロソフトは近年、ゲーム事業に多額の投資を行っている。
アクティビジョンはセクハラ問題に揺れており、昨年7月以降、従業員37人を退社させ、別の44人を懲戒処分にしたことを明らかにしている。株価は昨年に最高値を更新した後、37%超値下がりしている。
マイクロソフトによる買収後も、アクティビジョンのトップは現CEOのボビー・コティック氏が務める。ただ、関係者によるとコティック氏は買収完了後に辞めるとみられているという。
アプトス・キャピタル・アドバイザーズの株式アナリスト兼ポートフォリオマネジャー、デイビッド・ワグナー氏は「今回の買収は消費者向け事業にとって重要な取引であり、さらに重要なのはマイクロソフトがアクティビジョンを買収することによってメタバースを巡る競争が本格化することだ」と指摘。「われわれは買収が成功すると信じているが、規制の観点から多くの注目を浴びるだろう」とした。
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