[18日 ロイター] - 米マイクロソフト(MS)が18日に買収を発表した米ゲームソフト開発会社アクティビジョン・ブリザードのボビー・コティック最高経営責任者(CEO)に少なくとも3億9000万ドルの報酬を得ることが分かった。
当局への届け出によると、大半はコティック氏が保有するアクティビジョン株395万株に由来する。また、権利未確定株式は保有していないため、買収に伴う権利や手当は受け取らない。
関係者によると、コティック氏は2023年6月と見込まれる買収完了後に辞任する考えだ。
コティック氏の広報担当者とアクティビジョンはコメントを差し控えた。
MSは18日、アクティビジョンを現金687億ドルで買収すると発表。マイクロソフトによる買収としては過去最大規模で、世界第3位の売上高を誇るゲーム会社となる見通し。
一方、アクティビジョンはセクハラ問題に揺れており、昨年7月以降、従業員37人を退社させ、別の44人を懲戒処分にしたことを明らかにしている。1991年から同社を率い、世界的なゲーム会社に育てたコティック氏は18日、CNBCのインタビューで、同社がセクハラや差別の問題に取り組んできたと述べた。