[上海 21日 ロイター] - 中国共産党の中央規律検査委員会は、汚職摘発で「新たな課題と新たな状況」に焦点を当て、インターネットプラットフォームの独占の背後にある腐敗行為などを調査し処罰する方針を示した。
20日にウェブサイトに掲載した声明で「無秩序な資本拡大やプラットフォーム独占の背後にある腐敗行為を調査して処罰し、権力と資本のつながりを断ち切る取り組みを行う」と表明した。
また、厳格な財務規律の徹底、インフラ建設や公的資金取引における汚職への対応、金融部門の汚職管理も今後の取り締まりの焦点になるとした。
中国は昨年以降、独占的行為を理由にアリババ・グループや美団などに罰金を科し、インターネットプラットフォームの慣行に関する指針を公表している。