[ワシントン 21日 ロイター] - 米運輸省は21日、中国の航空会社4社が運航する米国発の中国行き航空便44便の運航を停止すると発表した。中国が新型コロナウイルス懸念で米航空会社の航空便計44便の運航停止を決定したことに対抗した。
1月30日から実施する。対象となるのは、厦門(アモイ)航空、中国国際航空、中国南方航空、中国東方航空の4社が運航する、米国発中国行きの航空便。
運輸省は、中国が一部の便を運航停止としたことは「公共の利益に反するものであり、相応の是正措置が必要だ」としている。
中国政府は米政権の決定に反発。在ワシントン中国大使館の報道官は、新型コロナ感染者が確認された後に一部の航空便の運航を停止する措置は「中国および海外の航空会社に対し公正かつオープンに適用された」と説明。「米国が中国の航空会社の運航を停止する決定は非常に不合理であり、中国航空会社が運航する通常の旅客機の中断や制限をやめるよう要請する」と述べた。