[シンガポール 28日 ロイター] - シンガポールの銀行大手DBSグループは、米シティグループから台湾のコンシューマー部門を買収することで合意した。純資産価値に9億5600万シンガポールドル(7億0660万ドル)を上乗せする。
DBSは資産規模で台湾最大の外国銀行となる。従業員3500人以上を引き継ぐ。台湾事業のクレジットカード発行枚数は270万枚、預金者と富裕層顧客は50万人、支店数は45。
余剰資本で買収し、配当の支払いには影響はないという。
DBSは海外事業の拡大を進めており、中国やインドの銀行も買収している。
シティは昨年、アジアの10市場のリテール事業から撤退すると発表。利益率の高い機関投資家向け事業とウエルスマネジメント事業に注力する方針を示していた。