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米国株式市場=反発、年初来の大幅高 好決算のアップルが主導

発行済 2022-01-29 07:42
更新済 2022-01-29 07:45
© Reuters. 1月28日、米国株式市場は不安定な値動きとなる中、主要株価3指数は反発。朝方は低調に推移していたものの、ハイテク株が上昇を主導し、年初来の大幅高となった。米株式相場は今週

[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米国株式市場は不安定な値動きとなる中、主要株価3指数は反発。朝方は低調に推移していたものの、ハイテク株が上昇を主導し、年初来の大幅高となった。米株式相場は今週、強弱入り交じる企業決算や地政学的リスクの高まり、米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢の強まりを背景に振れる展開となった。

週足ではS&P総合500種とダウ工業株30種は上昇、ナスダック総合は横ばいとなった。ただ、年初以降ではS&Pは7%、ナスダックは12%、ダウは4.4%それぞれ値下がりしている。

チェリー・レイン・インベストメンツのパートナー、リック・メックラー氏は「投資家は金利上昇局面の影響に適応しようとしている」と指摘。「一部投資家にとってはなお債券より株式の方が魅力的で、底値を探る展開となっている」とし、「とりわけナスダックで安値で買うバーゲンハンティングの動きが見られる」と述べた。

28日発表された2021年12月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前年同月比5.8%上昇と、1982年以来の高い伸びとなった。FRBが物価の目安とする変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE指数も前年同月比4.9%上昇と、83年以来の高い伸びを記録した。

FRBは25─26日に開いたFOMCで政策金利の据え置きを決定。パウエル議長はFOMC声明発表後の会見で、想定以上に金融引き締めに前向きな姿勢を示した。

S&P主要11セクターでは、エネルギー以外全てがプラス圏で引けた。 情報技術の上昇が目立ち、4.3%高と、1日としては20年4月6日以来の大幅な伸びを記録した。

米企業の第4・四半期決算発表が本格化する中、S&P総合500種採用企業のうち168社がこれまでに業績を発表。リフィニティブのデータによると、このうち77%が市場予想を上回った。

ベアードの投資戦略アナリスト、ロス・メイフィールド氏は、オミクロン変異株の感染がピークに達しつつあることなどを背景に、サプライチェーンを巡る問題は「今四半期中にピークを迎え、年末にかけ緩和される」と予想した。

アップルは7%高。前日引け後に発表した21年10─12月期決算は、売上高が前年同期比11%増の1239億ドルと過去最高となった。半導体不足に直面しながらも、堅調なiPhone販売とサービス事業の契約者増に支えられ、市場予想の1187億ドルを上回った。

クレジットカード大手ビザも10.6%高。第1・四半期(21年12月31日まで)決算は、利益が市場予想を上回った。旅行やオンライン関連支出が増え、決済額が増加した。

一方、重機メーカーのキャタピラーは5.2%安。第4・四半期決算は売上高が20%超増加し、市場予想を上回った。ただ、生産コストと人件費の増加により今四半期の営業利益率が打撃を受ける可能性があると警告した。

石油大手シェブロンも3.5%安。第4・四半期決算は利益が予想を下回ったほか、今年の低調な石油・ガス生産見通しも発表した。

ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.83対1の比率で上回った。ナスダックでも1.92対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は128億株。直近20営業日の平均は121億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 34725.47 +564.69 +1.65 34135.24 34731.77 33807.51

前営業日終値 34160.78

ナスダック総合 13770.57 +417.79 +3.13 13436.71 13771.91 13236.56

前営業日終値 13352.78

S&P総合500種 4431.85 +105.34 +2.43 4336.19 4432.72 4292.46

前営業日終値 4326.51

ダウ輸送株20種 15048.62 +238.69 +1.61

ダウ公共株15種 941.03 +10.78 +1.16

フィラデルフィア半導体 3303.40 +59.40 +1.83

VIX指数 27.66 -2.83 -9.28

S&P一般消費財 1401.07 +31.55 +2.30

S&P素材 523.05 +2.95 +0.57

S&P工業 843.04 +5.73 +0.68

S&P主要消費財 788.58 +9.09 +1.17

S&P金融 643.77 +8.09 +1.27

S&P不動産 293.34 +9.59 +3.38

S&Pエネルギー 500.72 -3.03 -0.60

S&Pヘルスケア 1520.30 +30.94 +2.08

S&P通信サービス 244.55 +6.93 +2.92

S&P情報技術 2769.57 +115.07 +4.33

S&P公益事業 345.28 +4.03 +1.18

© Reuters. 1月28日、米国株式市場は不安定な値動きとなる中、主要株価3指数は反発。朝方は低調に推移していたものの、ハイテク株が上昇を主導し、年初来の大幅高となった。米株式相場は今週、強弱入り交じる企業決算や地政学的リスクの高まり、米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢の強まりを背景に振れる展開となった。写真は2020年4月、ニューヨーク証券取引所前で撮影(2022年 ロイター/Jeenah Moon)

NYSE出来高 11.46億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 26695 - 15 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 26670 - 40 大阪比

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