執筆:Dhirendra Tripathi
Investing.com -- インフレ率の高止まりとボラティリティが投資家を遠ざけ、ナスダックは今年最悪のスタートを切った。
グロース株とハイテク株は下落圧力を受けており、ナスダックは月次で10%以上下落している。
ロイター通信によると、S&Pの主要11セクターのうち6セクターが上昇し、テクノロジー株と一般消費財株が上昇を牽引する。
株式市場全体で2020年にパンデミックが始まって以来最悪の月の一つを記録している。先週、米連邦準備制度理事会(FRB)は、40年来の高水準にあるインフレに対処するため、利上げを開始すると発表した。一部のアナリストは、今年5回の利上げを予想している。
Amazon (NASDAQ:AMZN)やAlphabet (NASDAQ:GOOGL)などのハイテク企業が今週決算発表を予定している。
ロイター通信によると、金曜日の時点でS&P500企業の3分の1が決算発表を終え、そのほとんどがアナリストの予想を上回っているとのことだ。
明日の株式市場に影響を与える可能性のある3つのトピックを紹介する。
1. Alphabetの決算発表
Investing.comが追跡しているアナリストによると、Alphabet Inc Class C (NASDAQ:GOOG) の第4四半期の収益は過去最高の721億9000万ドル、1株あたりの利益は27.65ドルと予想されている。同社の見通しコメントにアナリストの注目が集まる。
2. Exxonの決算発表
Exxon Mobil Corp (NYSE:XOM)の第4四半期の売上高は850億1000万ドル、1株当たり利益は1.93ドルと予想されている。アナリストは原油価格が1バレル90ドルを超えた今、石油需要の状況について幹部のコメントに注目している。
3. UPSの決算発表
物流大手のUnited Parcel Service Inc (NYSE:UPS)の第4四半期の売上は270億6000万ドル、1株当たり利益は3.09ドルと予想されている。アナリストはサプライ・チェーンとコストに関する詳細について同社の意見を求めている。
-- ReutersとInvesting.comの報道をもとに当記事を執筆