執筆:Dhirendra Tripathi
Investing.com -- ウクライナとロシアの緊張状態を解決するための外交努力が続き、ロシアが国境から一部の兵力を撤退させるとの発表があったことから、火曜日の株式市場は反発した。
欧米当局者は、これらの撤退が行われている証拠をまだ確認していないと述べたが、ロシアと協議を継続することに意欲的であるようだ。投資家はこの動きを歓迎して強気に転じた。
Apple (NASDAQ:AAPL)やAmazon (NASDAQ:AMZN)などの超大型グロース株は、火曜日に上昇した。
1月の生産者物価統計は予想を上回る上昇を示し、インフレ圧力が長引くことを示唆するものになった。水曜日には米連邦準備制度理事会(FRB)が前回のFOMC議事録を公表する。政策担当者は間違いなく3月に始まると予想される引き締めのペースについて議論したことが明白になるだろう。
尚、投資家は来月0.5%の利上げが行われると確信している。
ロイター通信によると、利上げペースへの懸念は、今年に入ってからハイテク株に打撃を与え、ナスダックは10%下落した。
水曜日はFOMC議事録とは別に、小売売上高のレポートが発表される予定である。市場に影響を与える可能性のある3つの事柄を紹介する。
1. Ciscoの決算発表
Investing.comがみているアナリストによると、Cisco Systems Inc (NASDAQ:CSCO) は第2四半期に売上126億6000万ドル、1株当たり利益81セントを報告すると予想されている。クラウド変革に関する同社の見通しにアナリストは注目している。
2. Nvidiaの決算発表
半導体製造のNVIDIA Corporation (NASDAQ:NVDA)の第4四半期の売上は74億1000万ドル、1株当たり利益は1.22ドルになるとみられている。アナリストの注目は、半導体生産と世界的な供給不足についての見通しについてである。
3. 小売売上高
小売売上高は、12月に予想を上回る1.9%の減少を記録した後、1月は前月比2%の増加が見込まれている。当経済指標は米国東部時間午前8時30分に発表される予定である。