(表を整えて再送しました)
[ニューヨーク 17日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI
終値 17156.85(+24.88)
前営業日終値 17131.97(+100.83)
ナスダック総合 .IXIC
終値 4562.19(+9.43)
前営業日終値 4552.76(+33.86)
S&P総合500種 .SPX
終値 2001.57(+2.59)
前営業日終値 1998.98(+14.85)
17日の米国株式市場は小幅続伸し、ダウ平均株価が終値で最高値を更新した。米連
邦公開市場委員会(FOMC)はこの日、資産買い入れ終了後も「相当な期間」事実上の
ゼロ金利を維持する方針をあらためて表明するとともに、労働市場にはかなりのスラック
(緩み)があるとの懸念を繰り返し示した。
一方でFOMCメンバーは政策金利見通しで、以前よりも金利上昇ペースを速めた。
これを受け、バンク・オブ・アメリカ BAC.N が0.36%値上がりするなど、金融株が
堅調に推移した。
ダウ工業株30種 .DJI は24.88ドル(0.15%)高の1万7156.85ド
ル。
ナスダック総合指数 .IXIC は9.43ポイント(0.21%)高の4562.19
。
S&P総合500種 .SPX は2.59ポイント(0.13%)高の2001.57。
化学のデュポン DD.N は5.2%上昇。大株主で著名投資家のネルソン・ペルツ氏が
率いる投資ファンドが同社の分割を提案した。
第3・四半期の利益見通しがアナリスト予想を上回った鉄鋼のニューコア NUE.N は
3.9%高。住宅建設のレナー LEN.N も、6─8月期が予想以上の増益となったことを
受け、5.8%上がった。
電子決済技術関連のネットエレメント NETE.O は14.6%上昇。同社は、顧客がア
ップルの電子決済サービス「アップル・ペイ」を利用できるようになると発表した。
この日の株価はFOMC声明発表直後は方向感が定まらず、その後連邦準備理事会(
FRB)のイエレン議長の会見中に上げ歩調をたどった。ただS&P総合500種が取引
時間中の最高値圏に達すると、引けにかけて上値が重くなった。
JPモルガン・プライベート・バンクのグローバル投資スペシャリスト、テリー・デ
ュフレン氏は、FOMC声明にゼロ金利維持に関する「相当な期間」の文言と労働市場の
顕著なスラックへの言及が残されことは、近いうちの重大な政策変更がないと示唆してい
ると指摘。ただ株価の動きからは、市場参加者がさまざまな思惑をめぐらせていたことが
読み取れるとの見方を示した。
騰落銘柄はニューヨーク証券取引所が上げ1563で下げ1500(比率は1.04
対1)、ナスダックが上げ1530で下げ1158(1.32対1)だった。
BATSグローバル・マーケッツのデータによると、すべての米取引所の合算出来高
は約60億6000万株で、月初来平均の56億5000万株を上回った。
[ニューヨーク 17日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI
終値 17156.85(+24.88)
前営業日終値 17131.97(+100.83)
ナスダック総合 .IXIC
終値 4562.19(+9.43)
前営業日終値 4552.76(+33.86)
S&P総合500種 .SPX
終値 2001.57(+2.59)
前営業日終値 1998.98(+14.85)
17日の米国株式市場は小幅続伸し、ダウ平均株価が終値で最高値を更新した。米連
邦公開市場委員会(FOMC)はこの日、資産買い入れ終了後も「相当な期間」事実上の
ゼロ金利を維持する方針をあらためて表明するとともに、労働市場にはかなりのスラック
(緩み)があるとの懸念を繰り返し示した。
一方でFOMCメンバーは政策金利見通しで、以前よりも金利上昇ペースを速めた。
これを受け、バンク・オブ・アメリカ BAC.N が0.36%値上がりするなど、金融株が
堅調に推移した。
ダウ工業株30種 .DJI は24.88ドル(0.15%)高の1万7156.85ド
ル。
ナスダック総合指数 .IXIC は9.43ポイント(0.21%)高の4562.19
。
S&P総合500種 .SPX は2.59ポイント(0.13%)高の2001.57。
化学のデュポン DD.N は5.2%上昇。大株主で著名投資家のネルソン・ペルツ氏が
率いる投資ファンドが同社の分割を提案した。
第3・四半期の利益見通しがアナリスト予想を上回った鉄鋼のニューコア NUE.N は
3.9%高。住宅建設のレナー LEN.N も、6─8月期が予想以上の増益となったことを
受け、5.8%上がった。
電子決済技術関連のネットエレメント NETE.O は14.6%上昇。同社は、顧客がア
ップルの電子決済サービス「アップル・ペイ」を利用できるようになると発表した。
この日の株価はFOMC声明発表直後は方向感が定まらず、その後連邦準備理事会(
FRB)のイエレン議長の会見中に上げ歩調をたどった。ただS&P総合500種が取引
時間中の最高値圏に達すると、引けにかけて上値が重くなった。
JPモルガン・プライベート・バンクのグローバル投資スペシャリスト、テリー・デ
ュフレン氏は、FOMC声明にゼロ金利維持に関する「相当な期間」の文言と労働市場の
顕著なスラックへの言及が残されことは、近いうちの重大な政策変更がないと示唆してい
ると指摘。ただ株価の動きからは、市場参加者がさまざまな思惑をめぐらせていたことが
読み取れるとの見方を示した。
騰落銘柄はニューヨーク証券取引所が上げ1563で下げ1500(比率は1.04
対1)、ナスダックが上げ1530で下げ1158(1.32対1)だった。
BATSグローバル・マーケッツのデータによると、すべての米取引所の合算出来高
は約60億6000万株で、月初来平均の56億5000万株を上回った。