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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、ウクライナの不透明感でドルに買い

発行済 2022-03-18 17:25
更新済 2022-03-18 17:30
18日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。
米連邦公開市場委員会(FOMC)でのタカ派姿勢を受け、ドルは売りづらい。
一方、ロシアとウクライナの停戦協議は不透明感が広がり、週末に向け有事のドル買いが入りやすいだろう。


前日は米FOMCでの政策決定を消化する展開で、米10年債利回りの上昇でドル買い優勢に。
ユーロ・ドルは1.11ドル前半で上げ渋り、ドル・円は118円前半から値を戻した。
本日アジア市場は原油相場の再上昇で豪ドルなど資源国通貨が買われ、クロス円をけん引。
また、日銀金融政策決定会合で緩和政策が維持され、円売りを支援している。
ドル・円は日米金融政策スタンスの違いを意識したドル買い・円売りで、上昇基調に振れた。


予定されていた重要イベントがほぼ無難に通過し、この後の海外市場は小動きとなりそうだ。
今晩発表の米景気先行指数は改善が予想され、連邦準備制度理事会(FRB)当局者の引き締めに関する発言でドル買いは継続の見通し。
一方、ロシアによるウクライナへの攻撃が続き、不透明感が深まっている。
日本時間22時からの電話による米中首脳会談が注目され、米国が事態打開に中国の協力を得られなければ週末に向けドル買いが見込まれる。


【今日の欧米市場の予定】
・19:00 ユーロ圏・1月貿易収支(12月:-46億ユーロ)
・21:30 カナダ・1月小売売上高(前月比予想:+2.4%、12月:-1.8%)
・23:00 米・2月中古住宅販売件数(予想:610万戸、1月:650万戸)
・23:00 米・2月景気先行指数(前月比予想:+0.3%、1月:-0.3%)
・02:20 バーキン米リッチモンド連銀総裁討論会参加(経済見通し)
・03:00 ボウマン米FRB理事オンライン対話プログラム参加



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