[ニューヨーク 21日 ロイター] - デジタル資産運用会社コインシェアーズが21日公表した報告書によると、18日までの週に暗号資産(仮想通貨)投資商品・ファンドからの純流出額は4700万ドルとなった。規制やウクライナ紛争への懸念が続いている。
前週の1億1000万ドルに続き2週連続の流出。それまでは7週連続の流入となっていた。
ビットコインは3300万ドルの流出。前週は7000万ドルの流出だった。ただ、今年の累計では6300万ドルの純流入でプラスを維持した。
イーサリアム系商品の流出額は1700万ドルで、前週の5000万ドル流出から減少した。アナリストによると、イーサリアムは引き続きネガティブな投資家心理に見舞われており、年初来の流出額は1億5100万ドル、運用資産総額の1.2%に達したという。
これに対し、リップル、ポルカドット、ソラナなど他のオルトコイン(ビットコイン以外の暗号資産)には資金が流入した。
ブロックチェーン(分散型台帳)に関連した株式投資商品も1700万ドルの純流入を記録。流入額は前週の400万ドルから拡大した。
世界2大デジタル資産運用会社であるグレイスケールとコインシェアーズの運用資産額はそれぞれ372億5000万ドル、約37億ドルとから減少した。