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サイバネット Research Memo(7):アジア事業の拡大等で2023年12月期以降の業績V字回復を目指す(1)

発行済 2022-03-25 15:37
更新済 2022-03-25 15:46
© Reuters.
■中期経営計画

1. 中期経営計画の概要
サイバネットシステム (T:4312)は主要取引先との販売代理店契約が終了するなど経営環境の変化に対応していくとともに、長期視点での企業価値向上を実現すべく、2026年12月期までの5ヶ年の中期経営計画を策定した。
コア技術であるシミュレーション技術に加えてIoT/AR/VR/AIなどの周辺技術も活用することで、モノづくりのDX支援で成長を続けていくことに加えて、エネルギー、医療、スポーツ、環境・防災、金融分野などモノづくり以外の領域へも事業展開を進め、シミュレーション技術を通じて様々な社会課題の解決に貢献していく考えだ。


2026年12月期の経営数値目標としては、売上高30,000百万円(2021年12月期比32.2%増)、EBITDA3,800百万円(同23.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,200百万円(同23.1%増)、ROE12.0%を設定した。
営業利益ではなくEBITDAを数値目標としたのは、M&Aの活用も視野に入れているためだ。
また、長期的に重点KPIとして自社開発製品・サービスの売上高比率を2021年12月期の24.2%から40.0%に、海外売上高比率を同23.3%から25.0%に引き上げていく。
また、事業ポートフォリオの長期的な目標として(2030年頃)、自社開発製品・サービスの売上高比率50%、海外売上高比率40%、非製造業売上比率(単体)50%(2021年12月期実績28.6%)を目標に事業展開を進めていく方針だ。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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