[パリ 27日 ロイター] - フランスのルドリアン外相は27日、ロシア軍に包囲されているウクライナ南東部のマリウポリについて、市民を支援する措置が講じられなければ「集団的犯罪」になると警告した。
ルドリアン外相は外交・安全保障の国際会議「ドーハ・フォーラム」に出席し、「マリウポリは軍による包囲の衝撃的な一例となった。軍事包囲は市民の虐殺・根絶につながるため、恐ろしい戦い方だ」と指摘。「市民が息のできる時間が一瞬でも必要だ」とし、マクロン大統領が尽力していると述べた。
大統領は25日、ウクライナ情勢を巡って近くロシアのプーチン大統領と再協議し、マリウポリから市民を避難させる支援を模索していると明らかにした。