[香港 28日 ロイター] - 多額の債務を抱える中国の不動産開発大手、中国恒大集団傘下で電気自動車(EV)を手掛ける恒大新能源汽車集団は、初のEVとなる、スポーツ多目的車(SUV)「Hengchi 5」の受注を間もなく開始し、国内15都市に販売センターを開設すると明らかにした。
対話アプリ「微信(ウィーチャット)」の同社サイトによると、27日に200社以上の部品サプライヤーが参加したオンラインミーティングで発表した。受注開始の具体的に日程は明らかになっていない。
恒大新能源汽車は出資者の確保に苦慮している。中国恒大は先週、投資家向け電話会議を開催し、恒大新能源汽車の財務強化に向けてここ数カ月、出資者を募っていると説明した。
恒大新能源汽車は昨年11月、一部資産を処分するため買い手候補と交渉を進め、資金調達に関して潜在的な投資家と協議していると明らかにしている。
販売センターは、天津、上海、広州などの都市に設置される予定という。