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クロスマーケ Research Memo(4):ビジネスモデルそのものに加えパネルの質と量に強み

発行済 2022-03-29 15:24
更新済 2022-03-29 15:31
© Reuters.

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■事業概要

3. クロス・マーケティンググループ (T:3675)の強み
同社の強みは、リサーチによる生活者の理解(データマーケティング事業とインサイト事業)とマーケティングの実行支援(デジタルマーケティング事業)を組み合わせることで、顧客の事業推進や成長に直結する高付加価値なサービスを提供する、同社ビジネスモデルそのものにあると言える。
さらに、こうしたビジネスモデルを支える、800万人を超えるプロモーションパネルのオンラインネットワーク、5,000社、72,000窓口の顧客基盤、データアナリティクス技術と300名超のアナリスト、ネットリサーチシステムと100名超のエンジニアといった同社の資産・インフラも大きな強みである。
このように質・量ともに確固たるリサーチインフラを有しながら、DXを背景に大きく変化する市場環境に対応することで、マーケティングプロセス全体においてソリューションサービスを提供できる数少ない企業であるということも強みと言える。


ところで、マーケティングリサーチで従来から同社のライバルと言われているマクロミル (T:3978)とインテージホールディングス (T:4326)も、市場の変化を受けて成長戦略を講じているが、広大な市場ゆえ各社の方向感が微妙に異なり、競合しない分野も増えている印象である。
マーケティングプロセスの各場面においては、インターネット広告のOrchestra Holdings (T:6533)やWebサイト制作やシステム構築のメンバーズ (T:2130)などリサーチ業界以外からアプローチしてくる企業も多いが、特に大手インターネット広告代理店は現在のところ競争相手というより業界発展のための協業相手といった方が適当かもしれない。
こうした企業の動向に関しては同社も常にベンチマークしており、連携できる先もしっかりウオッチしているようである。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)


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