[ワシントン 31日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のライス報道官は31日、ロシアのウクライナ侵攻を受け新たなインフレ圧力が発生する中、米経済のソフトランディング(軟着陸)達成は連邦準備理事会(FRB)にとり困難な課題で、「大きな下振れリスク」を伴うとの見方を示した。
ライス報道官は定例記者会見で、紛争で食料とエネルギーの供給が逼迫する中、各国は状況悪化につながる政策の実施は控えるべきと指摘。商品(コモディティー)の買い占めのほか、輸出制限や価格統制の導入を回避し、新たな貿易紛争を起こさないようにする必要があると述べた。