[ロンドン 1日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)の3月の産油量は日量2854万バレルと前月から9万バレル増加したものの、加盟国と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」で合意した増産幅に達しなかったことがロイターの調査で分かった。
OPECプラスは全体で3月に日量40万バレルの増産を決めており、そのうち約25万3000バレルをOPEC加盟10カ国がカバーすることになっていた。
OPECの減産順守率は151%。前月は136%だった。
産油量はナイジェリアで10万バレル、リビアで5万バレルそれぞれ減少。一方、サウジアラビアが最も増加し、11万バレル増となった。クウェートとイラクはそれぞれ3万バレル増、アラブ首長国連邦(UAE)は1万バレル増だった。