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個人主体も決算を手掛かりとした限られた物色にとどまる可能性

発行済 2022-04-08 08:29
更新済 2022-04-08 08:30
© Reuters.

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 8日の日本株市場は、やや買い先行で始まった後は、引き続きこう着の強い相場展開になりそうだ。
7日の米国市場はNYダウが87ドル高だった。
連邦準備制度理事会(FRB)による急激な利上げを警戒した売りが継続し売り先行で始まった。
ただし、雇用関連指標の強い結果や一部長短金利の逆転が解消したため景気後退入り懸念も緩和したほか、値ごろ感からの買いが下値を支え、引けにかけてプラス圏に回復した。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比155円高の27055円。
円相場は1ドル124円10銭台で推移している。


 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。
昨日の日経平均はマドを空けての下落から27000円を割り込んだものの、25日線が支持線として機能する格好から下げ渋りを見せていた。
NYダウも一時300ドルを超える下落を見せたものの25日線が支持線として機能する格好から切り返しとなった。
テクニカル的な見方ではあるものの、底堅さは意識されそうだ。


 また、今年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を有するセントルイス連銀のブラード総裁は、年内に政策金利を3%-3.25%まで引き上げることが望ましいとの見解を示した。
金融引き締めの加速による景気への影響は警戒されるものの、市場は徐々に織り込んできていると見られる。
逆イールドの解消も見られてきていることから、リスク回避姿勢はそれほど強まらないと見ておきたい。


 もっともウクライナ情勢の緊迫化のほか、新型コロナウイルス感染症による新規感染者数は高止まりするなか、外部環境において積極的にポジションを取りに行く動きにはなりづらい。
新年度入り後の東証プライムの出来高は12億株を下回った状態が継続していることから機関投資家の動きは慎重であろう。


 そのため、物色としては裁定に絡んだインデックス売買のほかは、個人主体による材料株物色が中心になりやすい。
ただし、昨日のマザーズ指数は4%を超える下落で75日線を割り込んできた。
早い段階で75日線を超える動きを見せられないと短期需給は再び悪化傾向を見せてきそうだ。
決算を手掛かりとした限られた物色にとどまる可能性はありそうだ。

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