40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

サイバーコム Research Memo(5):2021年12月期はソフトウェア開発事業をけん引役に過去最高業績を達成

発行済 2022-04-11 15:05
更新済 2022-04-11 15:15
© Reuters.

© Reuters.

■業績動向

1. 2021年12月期の業績概要
サイバーコム (T:3852)の2021年12月期の売上高は前期比13.6%増の15,528百万円、営業利益は同15.2%増の953百万円、経常利益は同22.3%増の1,031百万円、当期純利益は同28.4%増の704百万円といずれも会社計画を上回り、過去最高業績を更新した。


コロナ禍により企業のシステム投資は慎重な姿勢が続いたものの、オンライン営業や技術者の現場営業による新たなニーズの掘り起こし、需要拡大が見込まれる成長分野での提案活動等に積極的に取り組んだ結果、既存顧客からのリピート受注だけでなく新規顧客からの受注も増加し、2ケタ増収につながった。
特に、5G関連の受注増により通信ソフトウェア開発が前期比40.2%増と大きく伸長したほか、業務ソフトウェア開発も同11.5%増と好調に推移した。
インサイドセールスの取り組みについても、2021年7月に管理本部内に「営業部」と「営業推進室」を新設したことにより、自社プロダクト品も含めた新規顧客獲得で効果が出ている。


売上原価率は外注費の増加により前年同期の80.4%から81.3%に上昇したものの、販管費率が13.5%から12.6%に低下したことで、営業利益率は前期並みの6.1%となった。
営業利益の増減要因を見ると、増収効果による利益増で214百万円、出張旅費の減少や各種イベントの実施方法変更に伴う経費の減少による増益で17百万円となり、動員力強化に伴う費用増やその他の経費増を吸収した格好となっている。
また、営業外で助成金収入67百万円を計上したことで、経常利益の増益率が営業利益よりも大きくなっている。
なお、会社計画比の上振れ要因としては、5G関連のソフトウェア開発及び評価検証サービスのほか、製造業・流通業向け業務ソフトウェア開発、クラウド移行案件等が想定を上回って伸長したことや、イベント出展費用等の経費減少等が挙げられる。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます