[東京 15日 ロイター] - 岸田文雄首相は15日の参院本会議で、ロシア通貨ルーブルについて闇市場では大幅な安値で取引されているとの指摘もあるとした上で、引き続き主要7カ国(G7)など国際社会と連携して対ロ経済制裁の実効性を高めるべく適切に対応する意向を示した。浅田均議員(維新)への答弁。
ルーブルの対ドル相場はウクライナ侵略後に暴落したものの、その後急速に回復しており、浅田氏は制裁の実効性を質問した。
岸田首相はロシア当局による両替規制などがルーブル相場を支えている面があると指摘。ロシア中銀が保有している金についてはG7で取引阻止策を講じていると説明した。